BOOKS & STUDIES LOG ~ 本と勉強会

参加した勉強会と読んだ本を中心にした学びと気づきの記録。記憶を攫っていくエントロピーの波に抗うブログ。

Backlog小ネタ集〜知ってると便利な3つの機能

皆さん、タスク管理ってどんなツールを使ってますか?私は中の人になったからというのもありますが、最近はBacklogというツールでタスク管理をしています。うっかり期限日を忘れてても、期限切れのタスクがどれか教えてくれますし、他の人がどんな作業をしているのかもよく分かるので、記憶力が弱くて会議が苦手な私としては大変助かってます。

ですがBacklogに限らず、ツールを使っていると、リンクの遷移で待たされたり、ちょっとイラッとする瞬間があるんじゃないかと思います。今日はBacklogアドベントカレンダーの企画として、そのちょっとしたイライラを防ぐための機能をご紹介します。解消できなかったらごめんなさい。

イライラその一 よく見る課題をいちいち探すのがめんどくさい!!

仕事でBacklogを使っている多くの方が、複数のBacklogプロジェクトに参加されていると思います。ですが、いちいちプロジェクトを行ったり来たりするのはとても面倒くさいですよね。そこで、よく見る課題をブックマーク的に保存しておける「ウォッチ」機能をお使いの方は多いと思います。ですが、複数の課題の状況をまとめてみたかったりする時もありますよね。別の機能を使うと捗ります。それが「検索条件を保存」する機能です。

f:id:nabemonjp:20171207220959p:plain こんな風に特定の条件を設定して、課題を抽出します f:id:nabemonjp:20171207221101p:plain 「検索条件を保存」ボタンを押すと、名前をつけて保存できます f:id:nabemonjp:20171207221548p:plain 保存した「フィルタ」は、違うプロジェクトにいても、ダッシュボードにいても、いつでもどこでも上のグローバルバーから呼び出すことができます。なので、例えば特定のカテゴリの課題とかをフィルタに保存しておくと、プロジェクトを選んで課題を指定して…と言った細かいステップを省いて、ワンボタンで自分の見たい課題群にアクセスすることができます。

イライラその二 課題の編集やコメント画面でいちいち担当者やスケジュールを変更するのがめんどうくさい!

課題一覧から、課題の編集画面に遷移して、コメントしたり課題そのものを編集して、また一覧に戻って状況を確認して…。課題の数が増えれば増えるほど面倒ですよね。「まとめて操作」で一括変更もできますが、変更内容が全部同じ場合(例えば、該当する課題を全て完了にする)とかにしか使えません。そこでご紹介したいのが「ガントチャート」です。ガントチャートというと、タスクの進捗を日付で可視化するための表ですが、Backlogのガントチャートは、ただスケジュールを表示するだけでなく、画面上で直接課題を変更できるんですよ。

f:id:nabemonjp:20171207221654p:plain f:id:nabemonjp:20171207221734p:plain

さらに、上のGIFアニメにある通り、ガントチャート上から、画面切り替え無しで課題にコメントしたり状態を変更したりすることも可能です。

ガントチャートの機能としてはシンプルかもしれませんが、ガントチャート上から直接課題管理できるわけです。

イライラその三 プロジェクトのファイル置き場をブラウザで操作するのがめんどうくさい!

ファイルを操作したりアップロードするのにいちいちブラウザを介して操作してるとめんどうくさいですよね。実は皆さまがお使いのExplorer(Windows)やFinder(Mac)から、Backlogのファイル置き場に直接アクセスすることができます。

ここではMacでのアクセス方法をご紹介します。 f:id:nabemonjp:20171207233538p:plain 何の変哲もないファイル置き場ですね。 f:id:nabemonjp:20171207233611p:plain

下の方にスクロールすると、「ファイル共有をもっと便利に」という囲みがあります。ここに出ているURLをコピっておきます。

f:id:nabemonjp:20171207233633p:plain

Finderのメニューの「移動」>「サーバへ接続」で、先程コピーしたURLを貼り付けてください。

f:id:nabemonjp:20171207233652p:plain

すると、名前とパスワードの入力を求められます。ここでは ・backlog.jpの方:BacklogのユーザIDとパスワード ・backlog.comの方:ヌーラボアカウントのメールアドレスとパスワード を入力してください。

f:id:nabemonjp:20171207233706p:plain

すると、Finderに先程のBacklogのファイル置き場とまったく同じ内容のファイルが表示されています。

当然、ここのファイルを更新すると、Backlogに上がっているファイルも更新されますし、ここにファイルをドラッグアンドドロップすると、Backlog上にもファイルが追加されます。

Windowsでの詳しい設定の方法はこちらをご覧ください。 (Windows7と書いてありますが、Windows10でもだいたいやり方は一緒です)

Windows 7 の設定 - Backlog (Japanese)

なおこちらの記事は、先日のJBUG(Japan Backlog User Group)のLTで発表した内容を元に書き下ろした記事になります。手抜き気味ですみません。JBUGには、私なんか比べ物にならないぐらいBacklogを使いこなしている達人が集っていますので、もしよろしければぜひ参加して、ピザとビールと言う名のチケットを消化してください。

非エンジニアが体験した、働き方としてのスクラムと鉄の規律

今日は株式会社アトラクタ主催のスクラムトレーニング(SCRUM BOOT CAMP)に参加してきました。有料講座なので詳細は書けませんが、感じたこと、気付いたことを、徒然なるままに書いていきたいと思います。

スクラムというのは、主にソフトウェア開発で使われる開発手法の一種です。IT系出版社に勤務する身としては、知識としてはスクラムのことを聞き齧っていたのですが、一度目と耳と体でしっかり体験したいと思って、身銭を切って申し込んでみました。永瀬美穂さん、原田騎郎さん、吉羽龍太郎さんという最強の布陣によるセミナーです。創立記念とのことで多分お買い得価格だとは思うのですが、やはりそれなりのお値段がしました。

ワークショップの詳細については触れませんが、座学とワークショップがバランスよく散りばめられた構成でした。一見ゆるふわな感じで進んでいくのですが、緻密な計算の元に組み立てられていて、笑いあり気付きありで、8時間という長丁場もあっという間でした。ところどころに(意地悪な仕掛けとともにw)気づきのポイントがあり、飽きません。しかも体をフル活用して体験した後の解説だったので、すっと腹に落ちました。初対面の人同士でチームを組んでワークショップやディスカッションに取り組んだのですが、気付いたらお互いに積極的に話をしたり、進んで役割分担をするようになっていました。講師陣のファシリテーション力の賜物ですね。そして普段の仕事とは違うやり方で、チームでモノづくりをする感覚を味わうことができたのはとても新鮮でした。

以下、受講していて感じたことや気付いたことの羅列です。スクラムというフレームワークの本体にはあまり関係ないかもしれませんが…

  • スクラムがソフトウェア開発に依存しない作りになっているので、それ以外のビジネスにも応用の可能性は広いと実感できたのは大きな収穫。自分のこれからの仕事の仕方も、大いに見直してみる余地がある
  • 例えばプロダクトバックログ/スプリント/デイリースクラムなどは、TODOがある仕事一般に応用できそう(例えば営業マンとかチームで仕事する編集者でも)
    • ただ、きちんと指導者につかないとオレオレアジャイルになりそう
  • 自分は普段はPOの立場に近い仕事をしているので、開発チーム(正確には制作ですが)に掛けた負荷を思って猛省した。
  • プレッシャーを掛けられても、仕事の品質も早さも改善しない。バッファ大事。
  • 技術力の高さ、そしてチーム内で互いに教えあい標準化していくことで、大きな成果とスピードを生み出すことができる
  • ワークショップ中、自分の技術が低くてボトルネックになってしまったと感じたことがあった。技術力を普段から磨いておくことが大事。
    • 実際のコードを書くワークショップはありません。念のため。
  • スクラムチームの自己完結性とアーキテクチャの関係を体感できた(例えばマイクロサービス)
  • スクラムチームの自律性・自己組織性・フラットさに感動した。具体的には誰かから押し付けられたルールではなく、チームのメンバーが自ら合意してそれに従うこと。そしてチームが自らを育てる責任を分かち合うこと。
  • 上手く回るチームは、それ自体が一つの生き物のように機能するなと感じた。いわばチームという新しい生命体だ。これは人類にとっての新しい生き方(働き方)なのではないか。

もちろん、私が垣間見たのはスクラムのほんの入り口の部分だとは思うのですが、様々な学びや気付きがありました。私にとっては、払ったお金以上の価値があった体験でした。講師の皆さま、ありがとうございました!

それにしても、体と頭をフルに使ったせいか、とても疲れました…。分刻みのワークショップだからというのもあるかもしれませんが、本番の業務でスプリントを回すのは結構大変だろうなと感じました。時間枠(タイムボックス)は決まっているとはいえ、バックログを消化しつつレビューの時間も取ってリファクタリングもしっかりしてとか、色々こなしているとものすごく忙しいはず…。そして、スクラムの決まり事と、自分たちで定義したやり方や基準は何があっても順守しなければなりません。

これを守るには、チームに鉄の規律とモラルが必要だと感じました。

この規律が、一見ゆるふわに見えるスタートアップ企業やWeb企業を前進させる原動力になっているのかもしれません。

規律を守りつつ、楽しみながら仕事するには、スキルや能力だけでなく体力も要りますね。

つまり「スクラムに必要なのは筋肉だ!」という誤った結論をもって、本ブログ最初の記事を締めたいと思います。 (所要時間大体1時間ぐらい)